ココナッツヤシ花蜜農園2

ココナッツヤシ花蜜 製造風景

ココナッツヤシ花蜜はすぐ発酵が始まるので、シュガーを作る際は、発酵が活発になる前に収集して加熱処理する必要があります。
そのため、朝一番に収集して加熱処理するために、収集容器を夜の10時に設置し、翌朝5時に回収します。
火にかけて6時間煮詰めて水分を蒸発させて、ココナッツヤシ花蜜の粉末ができます。

ココナッツヤシ花蜜

しっとりと柔らかい触感で、べっこう飴のような懐かしい甘さです。
旨味とミネラル感があるので料理に深みを与えるような印象があります。
ココナッツヤシ花蜜は、低GIの性質を持つシュガーなので、血糖値が気になる方や、糖質制限している方に優しい天然の甘味素材です。

含有成分を一部書き出しますと、ポリフェノール・フラボノイド・アントシアニンなどの抗酸化物質、鉄分・亜鉛・カルシウム・カリウムなどのミネラル類、血糖値上昇を抑制するイヌリン、ダイエットに効果的な短鎖脂肪酸、腸内環境を良くするプロピオン酸などがあります。

酪酸も微量に含まれているので、若干クセのある臭いがありますが、大腸炎に有効な成分なのです。
今や日本人が一番かかるガンの第一位が大腸ガンなので、普段の食事から積極的に摂りたい成分です。

ココナッツヤシ花蜜

ココナッツヤシは森の神様と呼ばれています。
寿命はおよそ100年です。

ココナッツヤシは、
実はオイル、ウォーター、ミルク、ファインが採れ、
花蜜からはシュガー、酒、酢が造れ、
殻は燃料となり、
現地の人々はココナッツヤシに生かされ、共に生きてきました。

オイルは多くの効能効果があります。
短鎖脂肪酸としての効果(ダイエットや認知症予防など)は既知かと思いますが、その他にも、母乳と同じ成分のラウリン酸が豊富に含まれているので、スキンケアや傷薬、赤ちゃんのマッサージオイルとして、またカンジダ菌に効くので口内の虫歯や歯周病予防にも使われています。
家庭の常備薬の薬箱と言われるほど、万能薬として重宝されてきました。
オイルにシュガーに、ココナッツヤシは私たちの身体に良いことづくめの素材です。

ココナッツヤシ花蜜農園にて