製造工程
①カカオ豆は現地からサンプリングしたものを日本で試作し、美味しいものだけを選抜します。
②輸入したカカオ豆は全て手作業で丁寧に良豆・不良豆を選別し、豆の皮も最後まで手作業で取り除いていきます。
③ロースティング(自家焙煎)は、豆の個性や、気温・湿度を見計らいながら行います。低温焙煎で栄養素を保ちますので、食品衛生学的にも栄養学的にも安心安全で最適な状態です。
④ウィノウィング(風選)で皮と実に分けます。きれいに分かれなかった部分を再度手作業で皮を取り除いていきます。
⑤コンチング(精練)には石臼を用いて、豆の特性や原材料構成の特長に合わせて、半日だったり2日だったり、味を見ながらじっくり丁寧に練り上げていきます。その粒子は20μm以下。滑らかでとろけるような舌触りがその証です。
⑥テンパリング(温調)を行い、融点が「Ⅳ型」より高く「Ⅵ型」より低い「Ⅴ型」のココアバターの結晶を作り出します。カカオ脂肪の分子量が均一になり、チョコレート表面にツヤが出て、パキッと気持ちよく割れます。また、多少の気温に変化にも強くなります。
⑦そして、こだわりの熟成工程。商品特性に合わせた期間、熟成させることで、とがりのある香気成分を飛ばし、糖とタンパク質が自然に融合(メイラード反応:ワイン・味噌・醤油などの熟成と同じ)させることで、香りと味が調和のとれたものに仕上がります。
生カカオ豆選定から輸入まで約半年~1年、生カカオ豆からの製造にかかる日数は数量によって約3~7日間、そして熟成に豆の個性によって1~6ヶ月・・・本物のチョコレートを作るには本来これだけの時間がかかるものなのです。
安心安全で美味しい本物のチョコレートをお届けしたいので、丁寧に大切に、1枚のチョコレートタブレットを作っています。
原材料
原材料は、大切な方々に食べていただきたいので身体に入れるものは良いものを基本とし、乳化剤・香料・光沢剤・人工甘味料等の一般的な市販のチョコレートで使われている食品添加物などは一切使用せず、白砂糖不使用、羅漢果不使用、代用植物油脂不使用で、使用するのはカカオとココナッツヤシ花蜜や有機甜菜糖など身体に優しい糖のみです。
カカオ豆の風味を引き立てるだけでなく、低~中GIのため血糖値を上げにくい優しい甘みの素材です。
糖質制限をしている方、ベジタリアンやヴィーガンの方々でも安心してお召し上がりいただけます。
ココナッツヤシ花蜜、ナッツ、ドライフルーツなどの素材は、オーガニックもしくは無農薬・化学肥料不使用など独自の選定基準をクリアしたものだけを使用しています。
成分
カカオは、抗酸化作用のあるポリフェノール、ビタミンB群・葉酸・ビタミンEなどのビタミン類、鉄分・亜鉛・マグネシウムなどのミネラル類、集中力や記憶力を高める働きのあるテオブロミン、幸福感を得られるフェネチルアミンとトリプトファンなど、栄養素が豊富に含まれています。
日々のストレスを感じたとき、リラックスしたいとき、集中したいときに、癒しのひとときを与えてくれる、美容にも健康にも嬉しい最適な食品です。
また、使用するココナッツヤシ花蜜は、低GIの糖質で水溶性食物繊維のイヌリンが豊富に含まれているので、美容や健康に大敵の、糖化による肌の硬化(シワ・たるみの原因のひとつ)や慢性的な高血糖による疾病を避けることができます。
カカオと同様に、ポリフェノール、ビタミン類・ミネラル類を豊富に含み、食物繊維だけでなく短鎖脂肪酸であるプロピオン酸も含んでいるので、おなかの調子を良くすることが期待できます。
産地
カカオは、農地や生産現場を訪問して確認したり、信頼できる輸入商社から選抜したものを仕入れています。
仕入れ先の一つのフィリピンは、カカオの原生種が残る特異的な地域です。
スペインの植民地時代が約200年間も続いたのですが、その間の大航海時代、16世紀前半にマゼランによってメキシコから持ち込まれました。
カカオの歴史は古いにも関わらず、生産量は世界のカカオ生産量の0.1%ととても希少なものとなっています。
仕入れ先の一つのフィリピンは、カカオの原生種が残る特異的な地域です。
スペインの植民地時代が約200年間も続いたのですが、その間の大航海時代、16世紀前半にマゼランによってメキシコから持ち込まれました。
カカオの歴史は古いにも関わらず、生産量は世界のカカオ生産量の0.1%ととても希少なものとなっています。
工房を構える唐津は、日本最古の稲作遺跡があり、とても古い史料のある地域で、日本・朝鮮・中国を結ぶ日本の重要な渡海・着岸拠点と認識されていました。
「唐へ渡る津(港)」と書いて「唐津(からつ)」と読む通り、1つの大きな中国人居留地並びに重要渡海拠点としての形を形成していたことにより、「唐人津(とうじんのつ)」的な「施設」を呼称する意味合いが「唐津」と呼称されるようになったと考えられています。
唐津・佐賀をはじめとした九州の特産品を融合させ、自然を感じ、旅をしているような雰囲気を味わえる作品を作っていきたく思います。
「唐へ渡る津(港)」と書いて「唐津(からつ)」と読む通り、1つの大きな中国人居留地並びに重要渡海拠点としての形を形成していたことにより、「唐人津(とうじんのつ)」的な「施設」を呼称する意味合いが「唐津」と呼称されるようになったと考えられています。
唐津・佐賀をはじめとした九州の特産品を融合させ、自然を感じ、旅をしているような雰囲気を味わえる作品を作っていきたく思います。
文様に込めた想い
チョコレート50gタブレットのモールド(型)や化粧箱・小袋には、日本の伝統文様である「七宝」を用いています。
七宝の円形は円満を表すことから、縁起の良い吉祥文様です。
七宝とは仏教の言葉で、金・銀・瑠璃・玻璃(はり)・珊瑚・瑪瑙(めのう)・硨磲(しゃこ)の宝物を意味します。
円が四方八方または十字に広がることから仏教の7つの宝を表す「七宝文」と呼ばれるようになったそうです。
この文様の意味は、円(輪・縁)は和につながるもので、人と人との和の大切さを表しています。
グランポワールが皆様のつながりの中の至福のひとときとして一助になれましたら幸いです。
心を込めて・・・
美味しく、楽しく、美しく、心と身体に優しい
至福のひとときをお届けいたします。
~GRANDPOIR グランポワール~